風俗で働いていると、様々なトラブルが起こることがあります。
トラブルの一つとして、盗撮の被害に遭ったという女の子もいるのではないでしょうか。
実際に盗撮の被害に遭ってしまった場合、お客さんを捕まえることはできるのか?警察には相談すべきなのか?慰謝料は請求できるのか?動画は消してくれるのか?などと、どう対応したらいいのかわからない女の子もいるのではないでしょうか。
今回は、実際に盗撮の被害に遭ってしまった際の対処法やみんなの疑問をまとめました。
実際に盗撮された場合、お客さんは何罪になる?
盗撮の被害で一番大きいのはデリヘルで働いている女の子に小型カメラや携帯電話で、プレイ中の様子を盗撮しようとしてトラブルになるケースが多いと言われています。
実際に盗撮をされてしまった場合、お客さんは何罪になるのでしょうか。
軽犯罪法違反
軽犯罪法が禁止している33種類の行為に該当した場合は、拘留または科料に処されます。
拘留(こうりゅう)・・・1日以上30日未満、刑事施設で拘置される刑罰です。懲役や禁錮と同じく「自由刑」と呼ばれる刑罰の中でもっとも軽いものだと考えればよいでしょう。
科料(かりょう)・・・1000円以上1万円未満の財産刑です。意味合いは罰金と同じですが、その中でも金額が低い刑罰です。
迷惑防止条例違反(東京都)
迷惑防止条例違反とされる盗撮は、「公共の場所又は公共の乗物」という場所で盗撮した場合に成立します。この場合の罰則は、6か月以下の懲役又は50万円以下の罰金となります。
常習性が認められた場合には、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金となり、通常の盗撮行為に比べて加重されています。
軽い刑罰は下されるが、逮捕はされないケースが多い
記載しているように、警察に被害を申告した場合盗撮をしてきたお客さんに軽い刑罰を下すことはできます。
ですが、女の子が警察に申告をせずお客さんが逮捕されないケースがほとんどだそうです。
お店のスタッフがお客さんを怖がらせて「警察に告訴して逮捕してもらう。」などと伝えることはありますが、強制わいせつや強制性交等と異なり、女の子が身バレの心配などを含めて直接警察に被害を深刻することはほとんどないようです。
盗撮された時の対処法
実際に盗撮をしてきたお客さんを法的に裁くことはできそうです。
ですが、まず最初に盗撮をされた証拠をその場で残す必要があります。
実際に盗撮に気付いた時にどんなアクションを取ったらいいでしょうか。実際にまとめてみました。
バレないようにスタッフに連絡
盗撮されている疑いがあれば、すぐにお客さんに気づかれないようにスタッフに連絡をする必要があります。
バレないように携帯を使いスタッフに連絡をしてすぐに現場にきてもらい事実を確認する事が一番最適ですが、デリヘルの場合すぐにスタッフが来てくれない場合もあります。
そういった場合は、お腹が痛いなどと伝え携帯を持ってトイレ中に入りましょう。トイレの中だと安全が確保されているため、スタッフに連絡をする事ができます。
ですが、勘のいいお客さんは証拠をそこで消してしまうかもしれないので、できればプレイが終わるまでにバレないようにスタッフに連絡をするのが一番。
スタッフが部屋に到着したら事実確認をし、盗撮したと思われる物を没収しましょう。
えも
スタッフに相談をし、示談解決か警察に連絡をするかを選ぶ
実際に警察に相談をし法的な手段で裁くこともできますが、女の子の身バレのリスクを考えると示談金を交渉して和解をする方法を選ぶ事があります。
働いているお店がしっかりとトラブルの対策をしていれば、盗撮をしたお客さんに示談金を払ってもらう事ができます。示談金の金額は、100万円前後が相場です。
示談で解決を要求する場合、交渉をしてその場でやりとりができれば一番いいですが、なんども盗撮を繰り返している悪質客の場合は示談金を払う事を拒む人もいるので要注意が必要です。
そういった場合はすぐに警察を呼ぶなどとし、対処法を考えるといいでしょう。
盗撮をされない方法
ここまでは盗撮をされた後の話をしました。
ここからは、盗撮をされないための方法を徹底解説します。
スマホの置き方や位置に注意する
スマホで盗撮をしようとするお客さんは、スマホを縦に置いたり、特殊なアプリを使い盗撮をしようとします。スマホのカメラをこっちに向けて撮影をするつもりです。
プレイ中にスマホを気にしていたり、位置などにもこだわりが強い場合は盗撮の疑いがある可能性が高いです。
そういったときは、携帯の前に物を置いたり、バスタオルなどで覆いかぶせるようにしましょう。
部屋を暗くする
ほとんどの盗撮用具は、明るいところでしかはっきりと映すことができないので、部屋の明かりを暗くすれば、たいていの盗撮は防ぐことができます。
お客さんによっては明るいところでプレイするのがすき。などと言ってくることがありますが、恥ずかしいから暗くしていい?などと伝え、できるだけ暗い場所でプレイするように促しましょう。
小物の置き場に注意する
ベッドの近くやテーブルの上に、車の鍵や特徴的なライター、充電器、ボールペンなどが置いてあったら要注意が必要です。
色んな種類の盗撮用品が販売されているので、全てを見破るのは難しいですがわざと小物を見える位置に置くのはおかしいです。
少しでも疑いがある場合は、盗撮防止の小物入れに入れたり、一定の場所に置きタオルをかけるなどと対策をしましょう。
上着の胸ポケットに注意する
よくある隠し撮り方法に、かけている上着の胸ポケットにボールペン型の盗撮機や携帯を仕込み、盗撮をしようとする方法があります。
あまり気にしない部分ではありますが、上着を壁側に向けるなどして対策をするようにしましょう。
お客さんの荷物にタオルをかける
盗撮は携帯や小物を使って実行されることが多いです。そういった怪しい物には、タオルや布でお客さんの荷物を覆いましょう。
タオルをかけるタイミングは、お客さんがシャワーやお風呂に入ったあとがベスト。お客さんがベッドに移動したタイミングだと、タオルをかけたりこっちが何か行動する分には怪しいことは一つもありません。
ですがその後ベッドからわざわざタオルをはずしに動いたり、「タオルどけて」とわざわざ言ってくるようなことがあれば盗撮の疑いがあります。
もしタオルをかけた際何か言ってきたら「お店のルールでこうしてって言われているの」と言えばお客さんが言い返すことができません。
罰則を明記している風俗店を選ぼう
風俗で一番大事なことはお店選びです。
適当なお店を選んでしまうと、盗撮の被害にあったりその他のトラブルにあっても「対応は女の子だけでしてください」などと言われることも。
お店の利用規約に無断撮影は禁止・罰則と書いている店舗を選ぶようにすると安全ですね。
まとめ
お客さんは、個人のコレクションのため、ネットで販売するため、女の子に復習するためなどと様々な理由で盗撮をします。
どれも立派な犯罪です。
未然に防ぐこともできるので、できることから始めて泣き寝入りすることなく解決できる方法を見つけることができたらいいですね。